ブログ
今年のミラノサローネのトレンド傾向として
ここ数年トレンドであったビンテージ、シャビー、ナチュラルな木調が姿を消し、
様々な色が溢れているのが特徴でした。
中でもテラコッタのような土色と
フラマンピンクを打ち出しているブランドが数多く見られたことが印象的で
毛足の短いビロード素材の張地が鈍い光を放つこと、
木棚においてもオイルステンで木目を生かすものからツヤ感のある色で表現していることが印象的でした。
デザインとしてはミッドセンチュリーの時代の家具をベースにリデザインしたものを各社提案していることが目を引き、曲げ合板の技術を使った軽く見えるプロポーションのプロダクトが目立ちました。
空間表現に関しては壁で仕切るのではなく、見え隠れするようなレイヤーを重ねる手法の傾向が引き続き使われており、1つの全体の中の個の居心地の良さを研究することが
今後の空間を考える上でのkeyなるのではと感じた今年のサローネでした。
北島